ヨガ安楽座海辺で

アーサナ(ポーズ)を行う前に

身体の骨格、筋肉の仕組みや呼吸法、身体の動かし方について確認しましょう。自分の身体を正しく理解できるようになると、アーサナの正しい理解と、上達につながります。

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ヨガの実践における8ステップ

ヨガ講師:おおにしゆま

    ヨガという言葉には、「結ぶ」「交わる」「つなげる」という意味があります。すなわちヨガは「心」と「身体」をつなげ、心が過剰に反応するのをおさえたり、身体の不調をコントロールしたりするのに役立つ教えと考えられています。ヨガを実践(練習)していく上で「八支則」という8つのステップがあるので、常にレッスンに入る前に、心にとめておきましょう。

    八支側1 – ヤマ (Yama) 5つの禁戒 (道徳規範)

    ※ヨガの経典「ヨガ・スートラ」には、してはいけないことがいくつか記されています。それが【八支則】Step1の「ヤマ (Yama) 5つの禁戒」

    1. アヒムサー (Ahimsa) – 暴力的な物事を避ける

    「アヒムサー」とは、サンスクリット語で「暴力をふるわない」という意味です。私たち人類に対してだけではなく、動物、植物、自然、全てに向けて

    • 行動
    • 言葉
    • 思考

    などを用いて暴力を振るわないこと、傷つけないことを意味します。

    自分自身に対しての「やさしさ」

    この「アヒムサー」の教え、暴力を振るわない、傷つけない、は他者に対してだけではありません。自分自身に対しても同様です。自分に暴力を振るわないとは、自分に苦痛を与えないということ、つまり「自分に優しく」ということです。

    ヨガのポーズ(アーサナ)をするために大切なことは、安定していること、快適であることです。

    ヨガは自身の心と身体を自身で痛め、苦痛を伴い、我慢して乗り越え、難しいポーズに挑戦して達成、などというのが目的ではありません。痛みと苦痛を伴うポーズでの練習はオススメできるものではありませんし、できないことで自分を否定することも「アヒムサー」に反すること。どんな時でも自分に優しく、快適に笑顔でポーズをとれることが一番大切なことです。

    もともと「アーサナ」は、長時間快適に瞑想するための姿勢の練習でした。長い時間瞑想のために座り続けるには、身体の柔軟性や強さが必要であり、そのために生まれたのが「アーサナ」です。難しいポーズをとることがゴールではなく、目指すのは自分自身が安定して快適であること=苦痛がないことです。

    この「アヒムサー」は、ヨガだけではなく日常生活の上でも様々な重要なことに結び付きます。行動、言葉、思考において、まず「自分にやさしく」できると、それが相手(他者)にも伝わり、やがて周りにも広がっていきます。

    これら、ヨガの教えは、ポーズをとることによって、自身の心と身体の結びつきで意味合いが一層感じることが出来るはずです。そして、それが日常生活にも活きていくものと考えております。早速今日から「アヒムサー」を実践して、ヨガはもちろん、普段の生活を、さらに快適で楽しく過ごしていきましょう。

    2. サッティアン (Satya) – 真実を見つめ正直である

    「サッティアン」とは「真実を見つめ正直である」という意味

    真実を見つめ正直であるということは

    • 嘘をつかず
    • 見栄を張らず
    • 他者と自分を上下で比べず

    そして、今の自分の全てを受け入れること。

    自分を受け入れることが出来ず、真実から目を背け、他者や自分に嘘をついたり、見栄を張ったり、、、などということは、誰でも経験のあることだと思います。

    ヨガのアーサナ(ポーズ)に取り組む時、今の自分に自信がなく、周りの目が気になったり、上手なポーズに取り組んでいる人と自分を比べてしまってみたり。ヨガでは、他者を上下で比較したり、優劣をつけて競うという世界観はありません。失敗しても、嫌なことがあっても、自分自身と正直に向き合い、自分の良いところも悪いところも全てを受け入れることから始めてみましょう。

    これら、ヨガの教えは、ポーズをとることによって、自身の心と身体の結びつきで意味合いが一層感じることが出来るはずです。そして、それが日常生活にも活きていくものと考えております。ヨガはもちろん、普段の生活を、さらに快適で楽しく過ごしていきましょう。

    3. アステーヤ (Asteya) – あらゆる物事を盗まない

    アステーヤ とは「あらゆる物事を盗まない」という意味

    あらゆる物事という意味の中には、人それぞれの

    • 感情、好意、やさしさ
    • 肖像、考え、アイデア、想像力
    • 時間、労力、人権

    これらは、全て、皆に与えられた唯一の平等であると言われています。これを、一方的な自己の都合と他責思考で奪ってしまっていることはありませんか?。

    ちょっと意識を変えるだけでも、ヨガの心の教えを日常生活に取り入れることができます。

    これら、ヨガの教えは、ポーズをとることによって、自身の心と身体の結びつきで意味合いが一層感じることが出来るはずです。そして、それが日常生活にも活きていくものと考えております。ヨガはもちろん、普段の生活を、さらに快適で楽しく過ごしていきましょう。

    4. プラフマチャリア (Brahmavharya) – 無駄なエネルギーを消費しない

    プラフマチャリア とは「 無駄なエネルギーを消費しない」という意味

    ブラフマチャリア(Brahmacharya)は、ヨガ哲学における重要な概念の一つで、サンスクリット語で「ブラフマン(宇宙の真理または至高の意識)に従う生き方」を意味します。伝統的には、ヨガの八支則(アシュタンガ・ヨガ)のヤマ(禁戒)の4番目にあたります。

    ブラフマチャリアの意味

    • 伝統的な解釈: ブラフマチャリアは「禁欲」や「独身主義」と訳されることが多く、特に性的エネルギーを抑え、精神的な成長や修行に集中することを指します。古代インドでは、修行者が欲望を制御し、神聖な目的のためにエネルギーを保つことが重視されました。
    • 現代的な解釈: 現代のヨガ実践では、必ずしも完全な禁欲を意味せず、「節制」や「エネルギーの賢明な使用」と解釈されることが多いです。性的な関係に限らず、過度な執着や浪費を避け、心と体のバランスを保つ生き方を奨励します。

    実践の例

    • 身体的側面: 過食や過眠、過剰な快楽を控え、自己制御を養う。
    • 精神的側面: 欲望や衝動に振り回されず、集中力や内省を深める。
    • 日常生活での応用: 例えば、時間やエネルギーを無駄にせず、目標に向かって意識的に使う姿勢。

    ヨガにおける目的

    ブラフマチャリアの実践は、プラーナ(生命エネルギー)を蓄え、それを精神的な向上や瞑想に役立てることを目指します。これにより、心の平穏や自己実現に近づけるとされています。

    これら、ヨガの教えは、ポーズをとることによって、自身の心と身体の結びつきで意味合いが一層感じることが出来るはずです。そして、それが日常生活にも活きていくものと考えております。ヨガはもちろん、普段の生活を、さらに快適で楽しく過ごしていきましょう。

    5. アパリックラハ (Aparigraha) – あらゆる物事に執着しない

    アパリックラハ とは「 あらゆる物事に執着しない」という意味

    ヨガの「アパリックラハ(Aparigraha)」は、ヨガ哲学における「ヤマ(Yama)」の5つの倫理的規律の一つで、サンスクリット語で「非所有」や「執着しないこと」を意味します。簡単に言うと、必要以上のものに執着せず、物欲や所有欲から自由になる心の姿勢を指します。

    アパリックラハの実践は、心の平穏や精神的な成長を促し、ヨガの最終目標である解放(モークシャ)に近づくための基盤となります。単に「物を持たない」ことだけでなく、嫉妬、過去への執着、未来への不安など、内面的な執着も含めて解放することが重視されます。

    具体的な例としては:

    • 「失うことへの恐れ」を手放す
    • 必要以上の物を所有しない(シンプルな暮らし)
    • 他人の成功や持ち物に羨望を抱かない

    日常生活で言えば、例えば「もっと欲しい」という気持ちが湧いたとき、それを観察し、執着せず「今あるもので十分」と感じる心を育てることがアパリックラハの実践になります。

    これら、ヨガの教えは、ポーズをとることによって、自身の心と身体の結びつきで意味合いが一層感じることが出来るはずです。そして、それが日常生活にも活きていくものと考えております。ヨガはもちろん、普段の生活を、さらに快適で楽しく過ごしていきましょう。

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    八支則2 – 二ヤマ (Yama) 5つの歓戒 (道徳規範)

    ※日常生活において、行うとよいことを実践する。心身の浄化をはかるための行動規範。ヨガの経典「ヨガ・スートラ」に記されている「日常生活において、行うとよいことを実践する。心身の浄化をはかるための行動規範」それが【八支則】Step2の「二ヤマ (Yama) 5つの歓戒」

    1. シャウチャ(Shaucha) – 外面的にも内面的にも清潔さを保つ

    シャウチャ(Shaucha)とは「 外面的にも内面的にも清潔さを保つ」という意味

    シャウチャ(Shaucha)は、ヨガ哲学におけるニヤマ(勧戒)の1番目にあたる概念で、サンスクリット語で「清浄」や「純粋さ」を意味します。ヨガの八支則(アシュタンガ・ヨガ)の一部として、パタンジャリの『ヨガ・スートラ』に記載されており、心身の浄化を重視する教えです。

    • 基本的な定義: シャウチャは、身体、精神、環境を清潔に保ち、純粋な状態を維持することを指します。内面と外面の両方の「浄化」が含まれます。
    • 目的: 不純物や乱れを取り除くことで、心の明晰さや集中力を高め、ヨガの実践や精神的な成長をサポートします。

    シャウチャの2つの側面

    身体的な清浄(外面的なシャウチャ)

    • 体を清潔に保つ(入浴、適切な食事、衛生習慣)。
    • ヨガのアーサナ(ポーズ)やプラナヤマ(呼吸法)を通じて、体内を浄化する。
    • 純粋で自然な食べ物(サットヴァ的な食事)を摂り、過食や不健康なものを避ける。

    精神的な清浄(内面的なシャウチャ)

    • ネガティブな感情(怒り、嫉妬、執着)を手放し、心を穏やかに保つ。
    • 真実に基づいた思考や言葉を選び、混乱や虚偽を避ける。
    • 瞑想を通じて、心の中の雑念を浄化する。

    実践の例

    • 日常生活での応用: 部屋を整理整頓する、定期的に体を動かしてデトックスする、新鮮な水を飲む。
    • 精神的な実践: 感謝の気持ちを持つ、正直である、他人を批判しない。
    • ヨガの実践: クリヤ(浄化法)の一つであるネティ(鼻腔洗浄)やカパラバティ(呼吸法)を行う。

    ヨガにおける目的

    シャウチャを実践することで、心身が軽くなり、エネルギー(プラーナ)がスムーズに流れる状態が作られます。これにより、深い瞑想や自己認識(サマーディ)に近づく準備が整います。また、清浄な状態は他のヤマやニヤマの実践を支える基盤ともなります。

    現代での意義

    現代では、シャウチャはストレスや情報過多から心を解放し、シンプルで健康的なライフスタイルを築く指針として役立ちます。環境への配慮(エコ意識)やデジタルデトックスも、広義のシャウチャに繋がる考え方と言えるでしょう。

    これら、ヨガの教えは、ポーズをとることによって、自身の心と身体の結びつきで意味合いが一層感じることが出来るはずです。そして、それが日常生活にも活きていくものと考えております。ヨガはもちろん、普段の生活を、さらに快適で楽しく過ごしていきましょう。

    2. サントーシャ(Santosha) – 与えられた環境・現状を受け入れ、感謝する

    サントーシャ(Santosha) とは「与えられた環境・現状を受け入れ、感謝する」という意味

    サントーシャ(Santosha)は、ヨガ哲学におけるニヤマ(勧戒)の2番目にあたる概念で、サンスクリット語で「満足」や「充足」を意味します。ヨガの八支則(アシュタンガ・ヨガ)の一部として、パタンジャリの『ヨガ・スートラ』に登場し、心の平穏を保つための重要な教えです。

    • 基本的な定義: サントーシャは、今ある状況や自分自身に満足し、受け入れる態度を指します。欲望や不足感に駆られず、現在の瞬間に感謝を持って生きることです。
    • 哲学的背景: ヨガでは、心の不安や苦しみは「もっと欲しい」「これが足りない」という執着や比較から生じると考えます。サントーシャは、そうした心の波を静め、内面的な幸福を見出す道とされています。

    実践の例

    日常生活での応用:

    • 他人と比較せず、自分の持っているものや境遇に感謝する。
    • 完璧を求めすぎず、今できることに喜びを見つける。
    • 失敗や困難があっても、それを成長の機会と捉える。

    ヨガの実践での例:

    • アーサナ(ポーズ)で無理に進まず、自分の体の限界を受け入れる。
    • 瞑想中に雑念が浮かんでも、それを否定せず穏やかに観察する。

    ヨガにおける目的

    サントーシャを実践すると、心が安定し、外部の状況に振り回されなくなります。これにより、深い集中(ダーラナ)や瞑想(ディヤーナ)に入りやすくなり、究極的には自己実現や解脱(モークシャ)に近づく助けとなります。『ヨガ・スートラ』では、「サントーシャから至高の幸福が得られる」と述べられています(2.42)。

    現代での意義

    現代社会では、SNSや競争文化の中で「もっと欲しい」「まだ足りない」と感じがちです。サントーシャは、そうした焦りや不満から解放され、シンプルな喜びや内面の平和を大切にする生き方を提案します。マインドフルネスやポジティブ心理学とも通じる考え方です。

    サントーシャと他の教えとの関係

    • アパリグラハ(非執着)→ 物や結果への執着を手放すことで、サントーシャが自然に育まれる。
    • シャウチャ(清浄)→ 心が清らかになると、満足感が深まる。 サントーシャは、他のヤマやニヤマと相互に支え合う関係にあります。

    これら、ヨガの教えは、ポーズをとることによって、自身の心と身体の結びつきで意味合いが一層感じることが出来るはずです。そして、それが日常生活にも活きていくものと考えております。ヨガはもちろん、普段の生活を、さらに快適で楽しく過ごしていきましょう。

    3. タパス(Tapasu) – 進化を続け変化を受け入れる

    タパス(Tapasu) とは「進化を続け変化を受け入れる」という意味

    タパス(Tapas)は、ヨガ哲学におけるニヤマ(勧戒)の3番目にあたる概念で、サンスクリット語で「熱」「努力」「自己鍛錬」を意味します。ヨガの八支則(アシュタンガ・ヨガ)の一部として、パタンジャリの『ヨガ・スートラ』に記載されており、心身を浄化し、精神的な成長を促す実践です。

    • 基本的な定義: タパスは、自己規律や努力を通じて、心と体の不純物を焼き尽くし、意志を強化するプロセスを指します。文字通り「熱を生み出すもの」として、修行や忍耐を象徴します。
    • 哲学的背景: ヨガでは、怠惰や執着、無知といった心の障害(クリシャ)を克服するために、内なるエネルギーを高める努力が必要とされます。タパスはそのための実践です。

    タパスの実践

    身体的な側面:

    • アーサナ(ポーズ)やプラナヤマ(呼吸法)を継続的に行い、体を鍛える。
    • 過食や過眠を避け、健康的な生活習慣を維持する。

    精神的な側面:

    • 快適さに逃げず、困難に立ち向かう勇気を持つ。
    • ネガティブな習慣や思考パターンを変える努力をする。

    日常生活での応用:

    • 早起きする、集中して仕事に取り組む、新しいスキルを学ぶ。
    • 誘惑(例: ジャンクフードや過度なSNS)に負けず、目標に向かって進む。

    ヨガにおける目的

    タパスは、心身に「熱」をもたらし、不純物や惰性を焼き払うことで、内面的な強さと明晰さを育みます。『ヨガ・スートラ』(2.43)では、「タパスによって不純物が取り除かれ、身体と感覚の完全性が得られる」とされています。これにより、瞑想や自己探求が深まり、精神的な進化が促されます。

    現代での意義

    現代では、タパスは自己啓発や目標達成のための努力と結びつきやすい概念です。例えば、フィットネスや勉強、キャリアでの挑戦を続ける姿勢は、タパスの精神に通じます。ただし、無理やり苦行をするのではなく、自分を成長させる「健全な努力」が重視されます。

    タパスと他の教えとの関係

    • シャウチャ(清浄)→ タパスの努力が心身を浄化し、清らかさを高める。
    • サントーシャ(満足)→ 努力の過程に満足を見出

    これら、ヨガの教えは、ポーズをとることによって、自身の心と身体の結びつきで意味合いが一層感じることが出来るはずです。そして、それが日常生活にも活きていくものと考えております。ヨガはもちろん、普段の生活を、さらに快適で楽しく過ごしていきましょう。

    4. スワーデャーヤ(Swadbyaya) – 学び続けることで精神性を高める

    スワーデャーヤ(Swadbyaya)とは「学び続けることで精神性を高める」という意味

    スワーディヤーヤ(Svadhyaya)は、ヨガ哲学におけるニヤマ(勧戒)の4番目にあたる概念で、サンスクリット語で「自己探求」や「自己の学び」を意味します。ヨガの八支則(アシュタンガ・ヨガ)の一部として、パタンジャリの『ヨガ・スートラ』に記載されており、内面的な成長と自己理解を深めるための実践です。

    • 基本的な定義: スワーディヤーヤは「自己(Sva)」と「学び(Adhyaya)」を組み合わせた言葉で、自分自身を観察し、知識を通じて真実を探求することを指します。具体的には、聖典の学習や自己反省を通じて、内なる本質や宇宙の真理に近づくプロセスです。
    • 哲学的背景: ヨガでは、無知(アヴィディヤ)が苦しみの根源とされ、スワーディヤーヤはその無知を取り除き、自己の本質(アートマン)や宇宙とのつながりを理解する手段とされています。

    スワーディヤーヤの実践

    聖典の学習:

    • 『バガヴァッド・ギーター』、『ヨガ・スートラ』、ウパニシャッドなどの古典的なヨガや哲学のテキストを読む。
    • 教えを日常生活にどう活かすかを考える。

    自己観察:

    • 瞑想や日記を通じて、自分の思考、感情、行動のパターンを観察する。
    • 自分の強さや弱さ、価値観を客観的に見つめる。

    日常生活での応用:

    • マントラ(例: 「オーム」)の詠唱や祈りで心を集中させる。
    • 他者との対話や経験から学び、自分を成長させる。

    ヨガにおける目的

    スワーディヤーヤは、心の明晰さと自己認識を高め、エゴや誤った自己像を超える助けとなります。『ヨガ・スートラ』(2.44)では、「スワーディヤーヤによって、望む神(イシュタ・デヴァタ)との合一が得られる」とされ、精神的な洞察や啓示がもたらされるとされています。これにより、瞑想や解脱への道が開かれます。

    現代での意義

    現代では、スワーディヤーヤは自己啓発やマインドフルネスの実践と結びつきます。心理学的な自己分析や、読書・セミナーでの学びを通じて、自分をより深く知るプロセスとして応用できます。忙しい日常の中で立ち止まり、内省する時間を持つことは、心の平和にもつながります。

    スワーディヤーヤと他の教えとの関係

    • タパス(努力)→ 自己探求には努力と規律が必要。
    • シャウチャ(清浄)→ 心が清らかになると、自己理解が深まる。
    • サントーシャ(満足)→ 自己を受け入れる土台がスワーディヤーヤで育まれる。 これらは互いに補完し合い、内面の成長を支えます。

    これら、ヨガの教えは、ポーズをとることによって、自身の心と身体の結びつきで意味合いが一層感じることが出来るはずです。そして、それが日常生活にも活きていくものと考えております。ヨガはもちろん、普段の生活を、さらに快適で楽しく過ごしていきましょう。

    5. イーシュワラ・ブラニダーナ (Ishwara Pranidhana)

    イーシュワラ・ブラニダーナ (Ishwara Pranidhana)とは「行動の結果にとらわれない」という意味

    イーシュワラ・プラニダーナ(Ishvara Pranidhana)は、ヨガ哲学におけるニヤマ(勧戒)の5番目にあたる概念で、サンスクリット語で「神への献身」や「至高の存在への帰依」を意味します。ヨガの八支則(アシュタンガ・ヨガ)の一部として、パタンジャリの『ヨガ・スートラ』に記載されており、心の平穏と自己超越を促す実践です。

    • 基本的な定義: 「イーシュワラ(Ishvara)」は「至高の存在」や「神」を指し、「プラニダーナ(Pranidhana)」は「献身」「帰依」「委ねること」を意味します。つまり、自分の努力や結果をエゴから切り離し、宇宙の大きな力や高次の意識にゆだねる姿勢です。
    • 哲学的背景: ヨガでは、エゴ(アハンカーラ)や自己中心的な欲望が心の混乱を引き起こすと考えます。イーシュワラ・プラニダーナは、そうした執着を手放し、謙虚さと信頼を持って生きることを教えます。

    イーシュワラ・プラニダーナの実践

    宗教的な側面:

    • 祈りやマントラ(例: 「オーム・ナモ・ナーラーヤナーヤ」)を唱え、神への感謝や信頼を表現する。
    • 特定の信仰に基づいて、神聖な存在に心を向ける。

    非宗教的な側面:

    • 「イーシュワラ」を宇宙の秩序、自然の摂理、または自分を超えた大きな力と捉え、それに身を委ねる。
    • 自分のコントロールを超えた結果を受け入れ、流れに任せる。

    日常生活での応用:

    • 努力は全力でするが、結果に執着しない。
    • 他者に奉仕する行為を通じて、エゴを超えたつながりを感じる。

    ヨガにおける目的

    イーシュワラ・プラニダーナは、心を静め、エゴを溶かして純粋な意識に近づける実践です。『ヨガ・スートラ』(2.45)では、「イーシュワラ・プラニダーナによってサマーディ(完全な瞑想状態)が達成される」とされています。パタンジャリにとって、この実践はヨガの究極目標である解脱(モークシャ)への近道ともされています。

    現代での意義

    現代では、イーシュワラ・プラニダーナは宗教的な枠を超えて、「コントロールできないことを受け入れる」姿勢として解釈されます。ストレスや不安を軽減し、マインドフルネスやレジリエンス(回復力)を育む手段として役立ちます。例えば、仕事や人間関係でのプレッシャーを手放し、「なるようになる」と信頼する気持ちは、この教えに通じます。

    他の教えとの関係

    • スワーディヤーヤ(自己探求)→ 自己理解が深まると、高次の力への信頼も育まれる。
    • タパス(努力)→ 努力と献身が組み合わさることで、内面の変容が進む。
    • サントーシャ(満足)→ 結果を委ねることで、自然な満足感が生まれる。 これらは互いに結びつき、心の調和を高めます。

    これら、ヨガの教えは、ポーズをとることによって、自身の心と身体の結びつきで意味合いが一層感じることが出来るはずです。そして、それが日常生活にも活きていくものと考えております。ヨガはもちろん、普段の生活を、さらに快適で楽しく過ごしていきましょう。

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    八支則3 – アーサナ (Asana) ポーズ 姿勢・筋骨格レベル

    理想的で快適な姿勢をとる。身体意識や感覚を最大限に高めることで観察力や洞察力を養う。

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    八支則4 – プラーナーヤマ (Pranayama) 呼吸法(呼吸・生理学的レベル)

    効果的な呼吸法で理想的な呼吸を行う。
    身体のエネルギーの調整をはかる

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    八支則5 – プラッティヤーハーラ (Pratyahara) 感覚の制御(五感・神経系レベル)

    健全な感覚器官(五感)を育む。
    感覚を研ぎ澄まし、コントロールする。感覚を通じて、美しいもの、未知なもの、神秘的なものに興味を開く。

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    八支則6 – ダーラーナー (Dharana) 集中(心レベル)

    1つのことに集中し、動かさない。
    余計な考えを排除し、心を静めて集中する。

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    八支則7 – ディヤーナン (Dhyana) 瞑想(精神レベル)

    1つのことに途切れずに、努力せずに集中が深まる。

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    八支則8 – サマーディ (Samadhi) 三昧(精神レベル)

    集中(瞑想)している対象と調和が生まれ、一体感を感じる。

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